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11.三日目 ●朝イチで冒険者グループは、願いの噴水の水の入ったタルを持って、魔法鑑定士(イパのこと)に会いに行きます。 ●テオニスは朝から、メディリオノイルから少々離れた、イパとの住まいの地下室にこもって、自分の魔法を作ろうとしています。彼が作ろうとしている魔法は、『赤い色をつける魔法』です。初めて作る魔法なので、なるべく簡単なものにすることにしました。 ・朝一番からPCは、リュノルが大変なことになっているという情報を得ます(リュノルに会いに行く、町で噂に聞く、マスターから知らされるなどが良いでしょう)。 ・リュノルに会いに行くと、ひどい状態になった新作パンを見せられます。魔法使いパンは真ん中でどれもぐにゃりと折れ曲がって、中身が飛び出ていて売り物にはなりません。少女パンはチリパウダーで真っ赤になっています。ほんの一瞬目を離した隙に、全てのパンがこういう状態になってしまったとリュノルは言います。またその時、あやしい影を見たとも言います。 ・お店の中を調べて回るならば、厨房にて感覚の判定達成値22に成功すれば、ここにはリュノル以外に足跡はないことを理解します。達成値が25以上なら、高い棚の上に一瞬動いた銀色の影を見つけます。棚の上に手を伸ばすなら、運動の判定で達成値19以上を出さねばなりません。判定に成功すると影をつかむことが出来ますが、ぐにゃりと手から抜け落ちて、売り場の方に逃げていきます。
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・売り場の方で影を探すなら、霊感の判定で25以上を出さなくてはなりません。成功すれば、パンの中に隠れている影を見つけることができます。感覚の判定で探すことも出来ますが、その際は難易度が35に上がります。また、感覚判定で20の達成値を出すことで、逃げ出した影と間違えて、ねこを見つけます。 ・いずれにしろ発見した謎のモヤモヤした銀色の影は、弾け飛んで消えてしまいます。プレイヤーは全員、霊縁カードを入手します。マジックイメージによる描写があっても良いでしょう。 ・錫杖亭に行くと、飲んだくれている冒険者たちふたり組に会います。魅力値でのなんらかの交渉に成功すると、話が聞けるようになります(目標値は適当)。 ・冒険者たち曰く、今朝、例の噴水の水を苦労して魔法鑑定士の家に運んだが、鑑定の直前にタルをひっくり返してうっかり床に中身をぶちまけてしまって、苦労が全て無に帰したとのことです。 ●テオニスが魔法を作ろうと地下室にこもっていたのは朝です。その時に冒険者たちはイパの家を訪れ、願いの噴水の水をぶちまけてしまいました。冒険者たちが帰った後テオニスの魔法は完成、しかし願いの噴水の水が作用して、魔法は想定外の暴走をしてしまいます。 |
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<3> 3.シナリオ解説
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