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13.五日目以降 ●五日目以降、事件は進展します。経過した時間とプレイヤーの盛り上がりを見て、クライマックスに行くタイミングを計りましょう。まだ時間があり、町のイベントを楽しみたいならもう少し引っ張ってもいいでしょうし、展開の遅さにイラついていたり、シナリオ開始から4時間以上経過しているようなら、クライマックスに入るべきです。 ・事件は夜起こります。リュノルのパン屋の魔法が遂に本格的に動き出します。失敗作だった真っ赤な少女パンが一体化し、巨大な人型激辛パンとなって動き出します。夜の街をのっしのっしと徘徊し、無差別に人々にチリパウダーを練りこみ、気絶させていきます。暴君です。 ・時を同じくして、錫杖亭でまたケンカが起こります。一日目にケンカを起こしたのと、同じ人たちです。このケンカを例の冒険者グループのふたり組(タッチャとババクフ)が止めに入りますが、ケンカはあっさり止まったものの、冒険者グループは何か黒い変なものに体をのっとられ、酒場で暴れ始めます。 ・同時に起こるふたつの事件を、PCたちはどうにか解決しなくてはならないでしょう。 |
・PCがこの事件のとき外にいれば、逃げ惑う町の人々の声と、歩き回るパンの姿、チリパウダーを全身に塗りこまれて倒れるリュノルの姿(最初の被害者)を見ることができます。また同時に、錫杖亭の中で騒ぎが起こるのを聞きつけます。 ・テオニスはその場に居合わせ、PCと共に戦うことでしょう。しかし相変らずフィルルに会いに行こうとはしません。錫杖亭の中にも入ろうとせず、入り口付近で巨大なパンと戦おうとします。彼は、フィルルを守るために身を呈して闘おうとしているのです。
14.それ以外の展開・イパに会いに行く ・森を抜けると、イパの住む小屋があります。場所はイパかテオニスか、冒険者たちに聞けばわかります。PCが行ってみたいというなら、いつでも行くことができます。但し行って帰ってくるには、丸一日かかります。 ・小屋の中は質素な作りながら、石版や魔法書などが散乱していて、ここが魔法を研究する場であることを表しています。イパとテオニスは、PCを温かく迎えてくれることでしょう。また、地下には魔法陣があり、テオニスはここで儀式にのっとり、魔法を生成します。 ・魔法が暴走した後に小屋に訪れるなら、小屋にはイパしかいません。イパはベッドから動けない身ながら、一体何があったのかを教えてくれます。 ・尚、イパはテオニスが作ろうとしていた魔法が、『赤い色をつける魔法』であることを知っていますが、何のためにそんな魔法を作ろうとしたのかは、もう本当にちっともまったくわかっていません。鈍すぎます。 |
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<3> 3.シナリオ解説
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