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9.一日目 ・夜の酒場。マスターが席を外している間に、ケンカが起こります。原因は、フィルルが運んできたお酒をうっかりこぼしてしまったなどが良いでしょう。ケンカをはじめたのが何者であるかは、汎用キャラクターリストを振って決めましょう。 ・ケンカが起こるとテオニスがフィルルを助けに入ろうとしますが、魔法を使おうとして師匠のイパに「おやめなさい!」と止められます。酒場で魔法を使うことで、被害が拡大することを師匠は恐れたのです。自らが仲裁に入ろうとしますが、屈強な冒険者たちの前にあえなく弾き飛ばされてしまいます。 ・同じくPCが魔法を使おうとしても、酒場の老人(ガルマキーニ)に止められます。「そういうことは、外でやらんか!!」 ・魔法に安易に頼ることなく、PCがそれとなく仲裁に入れば、ケンカは早々に収束します。魅力値による第一印象判定などを行い、どのようにケンカが収束するか決定しましょう。 ・PCがケンカを止められなければ、他の冒険者グループ(タッチャとババクフ)がやってきて、ケンカを止めてくれます。 |
・ケンカが終わると、テオニスはフィルルに近寄り、彼女を心配しつつ軽口を叩きます。後はもう、ふたりの日常会話のノリで。仲のいい男の子と女の子なんだな、ぐらいにプレイヤーに印象付けましょう。テオニスは「俺とうとう自分の魔法を作れるんだぜ!」みたいなことを自慢げに言っています。やがてテオニスは師匠と共に帰っていきます。 ・ふたり組の冒険者グループに話し掛けると、こんな話が聞けます。 「なんかこの前見つけたダンジョンに、願いの噴水ってのがあったんだよ。そこに何か物を投げ入れると、すごい小規模なんだけど願いを叶えて返してくれるんだよね。干し肉を入れたら生肉になったり、折れた剣を入れたら元に戻ったり。いや、剣は錆びついた状態で返ってきたから、結局使い物にはならなかったんだけどよ。試しに銀貨を投げ入れたら金貨になるんじゃないかと思って入れたら……ぴかぴかの銀貨になって返ってきただけだったよ」
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<3> 3.シナリオ解説
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