1.葡萄畑
お話の空気感が大好きです。
歌詞の、「きっと笑って‘でも覚えているよ’」あたりで泣けちゃいます。
別れを告げないで去った彼女が、葡萄と一緒にこの空を思い出しますように。
ちなみにこの曲ははじめての場所でコンデンサーマイク録音でした。大好きな曲だったこともあって、大変緊張したのを覚えています。 |
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5.タバサの最後の魔法
映画を見るような、めくるめく曲展開。
ついつい聞き込んでしまいます。
なくすものの代わりに、得るものもある。いや、なくしてこそ得られるものがあるのでしょうね。
別の世界の物語、「エデン」もあります(歌詞カードのリンク先が間違っていました!すみません;)。
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2.ぼくが雲だった頃
語りも多く入るミュージカル風楽曲。
スミレさんのフレーズは気持ちよくてつい身体がゆれます。
雲さんは、寂しがりだけれど人なつこい少女なイメージです。
ついつい忘れて、気がつかなくなってしまっても、人と人とは、どこかでつながっているものなのかもしれません。 |
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6.ニーナ
矢野絢子さんの曲です。
彼女の歌はとつとつとして、力強くて。
この曲が「物語をうたう」というコンセプトでCDを作ろうと決めたきっかけでした。
12分もある大作ですが、是非歌詞を丁寧に聴いてほしいと思います。
私は子供が生まれたあたりで感無量になり、ニーナ、ニーナのあたりはいつも泣いてしまうので、収録が大変でした(笑)
あなたと、あなたの名前を呼ぶ人が、しあわせでありますように。 |
3.少年魔法
ちょっと不思議なコーラス構成にしてみました。お話の中の、ぎこちない二人の関係のように。
なんとなくの設定としては、最初の方はお遊戯風味。
人前で、ステージで、小さいこががんばって歌っていて、最後のあたりは、がんばった子供をお母さんが寝かしつけてるところ、みたいなイメージ。
お母さんの金色の髪はきっと、赤いリボンで丁寧にまとめられていることでしょう。
「ようやく」あたりで、子供は眠ったと思われます。
良い夢を。 |
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7.エピローグ
パンドラの箱のように、いろんな物語が箱の中に入ってて、いろんな結末を迎えるんだけれども、 そうやって全ての物語が箱から出終わっても(いま見ていた物語が終わっても)、それはまた一つの物語の始まりであって、箱の底にひっそりと、生まれているものがある。
そしてそれらは全て、どんな悲しい苦しい物語であっても、祝福されるべきものなのです。
・・・というイメージでした。
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4.おでかけ
自分では作れないような音運びの展開、遊女さんお得意の変拍子。
明るく歌っているけれど、実は歌詞は暗めで。
いない彼女、脱ぎ捨てられた靴、ここじゃないどこかへ行こうとする「僕」。 |
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